放射能と私たちのくらし―初の市民学習会
昨夜行われた『放射能と私たちのくらし』と題した市民学習会。災害廃棄物の受入れを表明している三条市が「市民の放射能に対する正しい知識を学んでもらいたい」と開催したもの。講師は放射線衛生学が専門の木村真三独協大准教授。
開会時には70名ほどだった聴衆も最終的には100名前後に。GW只中の開催としてはまずまず参加者数だったように思います。市民の関心も高いということかもしれません。
木村講師は月の3分の1はウクライナに出向いてチェルノブイリの追跡調査を、3分の2は福島での調査をされていて、そういった経験やデータから科学的な“講義”を聞かせてくださいました。
超文系人間の僕には聞いていて頭に入ってこない所も正直ありましたが、福島第一原発事故によって日本列島全土にわたって放射性物質が飛散しているという現況や事故がなくても私たち人間の身体の中に半減期が12.7億年というカリウム40が存在していてその濃度が4000ベクレルほどの高濃度であるということなどを知りました。
最も印象に残ったコトバは「放射線の被ばく量小さければ小さいほどいいが、原発事故後、状況が大きく変わった中でどう受入れていくかが大事」というもの。三条市が検討している災害廃棄物受入れについても、「三条市がどうこうではなく、国がしっかりと指針を示して全国各地津々浦々すべてで受入れるべき」ということでした。
残念だったのは質疑応答の中での一幕。
ある中年男性が、「木村先生には言いたいことは何もない。市民部長いるかッ!?前に出て来いッ!!」と主催責任者の市民部長をステージに上げ、「なぜ國定市長が来ない!?」などと口汚く市長批判を繰り返しました。
彼に拍手で同調したのは数名程度。他の参加者はいぶかしげな顔をしていたわけですが、こういった事態を避けるために市民学習会と銘打っているわけで・・・部長も「今日は学習会ですので木村先生へのご質問を」と取り合いませんでしたが、最初からステージに上がる必要もないし進行役の中央公民館長も遮るべき。
かつてない取組みに市民が不安をおぼえるのは当然のこと。そんな不安を払拭すべく今後の市民学習会のあり方を工夫する必要がありそうです。
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