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2010年11月20日 (土)

若手市議の会で研修―二日目

二日目の視察研修は、病院や特養ホーム、ケアハウス、グループホームなどを同一敷地内で運営する魚沼市の医療法人を視察。

認知症のお年寄りへの段階的な様々な施設でのケアの現場には、10年ほど前に祖父の在宅介護の経験をし、現在は94歳の祖母を持つにもかかわらず、介護保険制度を含めたこの分野の勉強不足を自覚させられました。

101118_092901特養はすべて個室。これまでの4人部屋主体の集団処遇型ケアから個人の自立支援型ケアへの転換を厚労省としても目指しているようです。

短期入居用の部屋も用意。短期の場合、周囲と馴染めず、共用スペースに出ることができない方も多いそうで、16の部屋すべてにテレビが完備されていました。また、認知症が進んでいる方への対策としてスイッチ類は手の届かない所に。

それにしても需供バランスが取れていないのは全国共通のようで、この特養も70名の定員に対して待機者が約250名いらっしゃるとのこと。こちらで最期を迎える方が年間で20名ほどだそうです・・・

それぞれの施設で現場スタッフのお話を伺うことができましたが、感情と行動がすぐにつながってしまう方々も多く、入居者同士のトラブルや自傷行為、スタッフへの暴力行為も日常的なんだとか。

「“認知症という病気がさせる”ということを理解していても、やりきれない気持ちになることもある」というのは本音だと思います。

流動食も初めて体験。

ミキサーですり潰したモノをただ飲み込むだけといった感じ。正直マズイ。

マズイだけでなく、食材が口の中でバラけて飲み込む際にのどに張り付いてしまう。

もうすぐ一歳になるウチの子は離乳食を旨そうに食べてるけど、彼女はこれから先どんどん固くて美味しいものを食べるためのステップを踏んでいるわけであり、お年寄りはそれとは全く逆なわけで。

身体も自由に動かない。言葉もうまく話せない。せめて食べることくらいは・・・

ここのケアハウスや特養では外部業者による給食が行われており、少しでもお年寄りに食べる喜びを味わってもらおうと、“ミキサー食からゼリー食へ”と取り組んでいらっしゃいます。

魚や肉、野菜などを砕いたものをできるだけ原型に近い形でゼリー状に固め、何を食べているのか分かるようにするというもの。

101118_120301実際に食べてみましたが、既存のドロドロ食よりもはるかに旨い!「食べている」という実感を持つことができます。

ただ、このような介護食を作るにはコストがかかりますし、調理員さんたちの負担も大きくなるわけでして・・・

この業者さんは全国70施設で給食を提供されているそうですが、ゼリー食の導入は一割程度とのこと。

施設運営者や調理員の意識改革とコスト面の克服が課題のようです。

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