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2011年2月15日 (火)

小中一貫教育、三条と品川のちがい

午後、東公民館で小中一貫教育講演会「小中一貫教育先進校の学校生活・学校施設について」が開催されました。

市内の校長先生や教員、PTA関係者、それに反対運動をされている方々などを中心に教育委員会で準備していたイスが足りなくなるくらい、150名ほどの出席者だったでしょうか。

前半は千葉大の柳澤先生が建築家のお立場から、これまで手がけられた小中一貫校や海外の例を具体的に挙げながら、施設面での一貫教育の効果などをお話いただきました。

Dsc_0033特に印象に残ったのが、小中学生の混在を心配する声に対して、「学年ごとに大きなまとまり(ユニット)をつくることが大事」と指摘された点。小さな学校が集まり、大きな学校をつくるといったイメージなんだそうです。

その一方で、小中学生の交流、教員同志の交流どう図るかという視点で設計されていることをお話いただきました。さらには、地域と学校の連携を鑑みた地域開放スペースの重要性も強調されていたように思います。

後半は東京・品川区の小中一貫校『伊藤学園』校長の青木先生のご講演。

先駆者である品川の小中一貫教育、伊藤学園の取り組みについて、大変分かりやすいお話でした。

義務教育9年間を通した独自の教育要領を作成し、小から中への学びの移行を円滑にしているとのこと。具体的には1年生から英語を教えたり、市民科という新しい教科を導入したり。

小学生、中学生で区切らず、1年生から9年生までの一貫した教育というのが品川の特色ということですね。

一方のわが三条。

小学生は小学校の学習指導要領に、中学生は中学校の学習指導要領に基づいての授業スタイル。そこが品川との大きなちがい。

学校行事などでの異学年交流も品川ほど積極的に行うことにはなっていません。

伊藤学園では低学年児童にも制服を導入し、帰属意識を高めているそうですが、もちろん三条では小学生は制服を着ません。

要するに、品川は完全に小中という捉え方ではなく、1年生から9年生までの真の一貫教育を目指しているのに対し、三条はもう少し緩やかな一貫教育ということ。

あくまでも小学校と中学校が独立独歩で存在し、しかし、それぞれの先生方が乗り入れ授業をしたり、子どもたちの情報を連続性を持って共有することで、学力向上や生活指導面にいかしていこうという目論み。

今日の講演を聞いて、一足飛びに様々な環境が異なる品川と同じことは出来ないけれど、「まず始められるところから始めよう」という三条の方向感を理解できた気がしています。

実践しているうちに、子どもたち、教員、保護者、地域の方々それぞれがさらに理想の小中一貫教育を目指していくということなんだと思います。

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