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2011年7月31日 (日)

集中豪雨、去る

昨日の昼まで降り続いた記録的な豪雨は僕らのまちに大きな爪あとを残しましたが、本日午前には下田地区に出されていた避難指示も解除され、災害対策本部も復旧対策本部に切り替わりました。

大水害をもたらした7年前を越える雨量にもかかわらず被害が少なかったのは、河川整備が進んだことと7年前の経験をいかし、市民も行政も冷静に対応できたことが挙げられます。

ただ、7年前は被害が少なかった下田の一部地域の皆さんや、今回もまた水に浸かった嵐南地域の皆さんにとってはゼロか100かの問題であって、決して「被害が少なくてよかった」なんてことは言えません。

今回は早い段階で市内全域に避難勧告が出され、五十嵐川の破堤を受けて下田地区は避難指示が出ました。全国ニュースでも大きく取り上げられましたので、ニュースをみた人はほとんどの三条市民が避難所で過ごしていると思ったらしい。

ところが、実際に避難した人は約10万の住民に対してピーク時でも2600人ほど。

僕は地域の避難所である第四中学校、井栗小学校、旭小学校を巡回していましたが、四中や井栗小では市の職員の数の方が多いくらいで、まだまだ雨が降り止まず、信濃川の水位も上昇しているような昨日の朝の段階では避難者ゼロという状況。

旭小では60名弱の方が体育館で一晩過ごされましたが、車をとめてある駐車場が冠水しはじめたため、朝になると逆に皆さん自宅に戻られるという現象が・・・朝イチに僕が顔を出したときにはお一人になっていました。

自治会長さんや民生委員さんが大雨の中地域を回っていただいたり、市の職員が一軒一軒電話をしてくれたりして、自力で避難が困難な方などを中心に細かく情報提供できたところまではよかったけれど、住民の意識付けという点ではまだまだ浸透していないと感じたのも事実です。

もちろん、7年前に被害の経験のある嵐南地域の避難所は100名・200名単位の方が避難をされたり、下田地区でも多くの方が避難されたわけですが・・・

被害が少なかったからよかったものの、多くの課題も浮き彫りとなった今回。

避難所を回ってみて感じたのは、避難者に対する圧倒的な情報不足!

避難者の数を逐一FAXで本部に報告する職員の姿は目に付きましたが、「今、川の水位がどういう状況か」「水や食料の支給はどうなるのか」「一晩過ごすことになるのか」などといったアナウンスが一切ない。

「ここにいたってしょうがない」といった具合に帰宅した住民も少なくありませんでしたbearing

その避難所に地の利のない職員が配置されたというのもいかがなものか。

ある避難所では市役所から到着するまで2時間以上かかった職員も。聞けばその避難所には縁もゆかりもない職員。

当然、カーナビで示されるであろう道で避難所に向かうしかないわけですが、途中の道はあちこちで冠水し通行止め。地の利のある職員ならば最短ルートで到着できるのに・・・

それに、彼らも被災者なわけであり、道路の寸断で交代要員が来ても家族の元に戻れなかった職員の姿は気の毒に感じました。

その他にも第一避難所と第二避難所のあり方、避難準備と避難勧告の決定のタイミングなど、避難する側からみた問題点についてはこれから行政側と検証をしていかなければなりません。

一方では、避難所での受け入れ態勢、迅速な給水車の手配やごみ処理の周知など市の対応を賞賛する多くの市民もいらっしゃいました。

これからは復旧作業のスピードが勝負。

すでに家屋調査も始まっているようですが、被害にあった方々の直接の声をおうかがいしながら、僕も自分の立場でなすべきことにしっかりと取り組んでいく覚悟です!

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29日昼の一ノ木戸付近。大人のヒザまで冠水。

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30日朝には旭小の周辺と駐車場も冠水。

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信濃川土手には水没を免れようとする周辺住民の車列が。

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