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2011年7月20日 (水)

三条の新成人を誇りに思う

春分の日に予定されていた平成22年度三条市成人式が、一昨日海の日、4ヶ月遅れで挙行されました。

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東日本大震災を受け、新成人から成る実行委員会と市側がこの日の順延を決めたわけですが、お隣の燕市が同時期に予定通り開催したこともあり、「夏場は振袖を着ることができず、貸衣装屋や美容室に大きな影響がある」とか「写真館に多数の予約キャンセルが出た」、「学生は試験中で出席できない」などと一部で今回の開催に疑問の声もなかったわけではありません。

だけど、このタイミングでよかったと思う。

6月の市議会でも「さらに秋まで延期したらどうか?」という質問が出ましたが、“延期の延期”では実行委員の皆さんも、そして何より新成人の皆さんのモチベーションも保てなかったのでは・・・

参加はいつもより少ない新成人の5割強とのことでしたが、黙祷からはじまった成人式を出席者は忘れないだろうし、日程変更で出席できなかった新成人たちも試験勉強をしながら成人となった喜びを改めて感じてくれていたらうれしい限りです。

市長のあいさつの中で、「皆さんの生まれ育った時代は何一ついいニュースがなく、暗いニュースばかり。日本人の誇りを持つ瞬間がほとんどなく、見聞きするニュースは足の引っ張り合いや批判のし合いで、斜め横から見ながら生きていく、真正面から物事を捉えて生きていかないほうがいいという生き方を植えつけてしまったのではないかと反省している」と、人生の先輩として新成人にお詫びする場面がありました。

長らく続く不安定な政治や混乱の社会情勢、なかなか安定に向かない経済状況を捉えて、私たちオトナの責任を自ら律する市長らしいストレートな表現だったけど、彼ら自身は後ろ向きな思いはまったくないと僕は思う。

高度経済成長期もバブルも知らない彼らは、生まれてこのかた、この国でこの三条で両親や家族の愛情のもとで20年を過ごしてきたわけで、決して自分を不幸なんて思っていないし、夢に向かってがんばっている皆さんもきっとたくさんいる。

久しぶりの同級生にあって大はしゃぎする光景や着慣れない振袖に苦労する様子、ここぞとばかりにキンキラキンのリーゼントにカラフルな羽織袴で決め込む男の子の姿は18年前の僕らの成人式と全く変わりません。

「震災復興に向けて自分たちも何か行動したい」と、会場入口で行われた募金は総額50万円以上が集まったとのこと。これは一人1000円近くを募金した計算。

額の問題ではありませんが、三条の新成人もなかなかやるもんですナ。人生の先輩として誇りに感じた心に残る成人式となりました。

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