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2013年5月29日 (水)

小中一貫教育の成否は先生!

昨夜、リサーチコア7Fにて『平成25年度小中一貫教育全面実施記念講演会』が教育委員会の主催で行われ、市内小中学校の先生方を中心に200名近くが集まりました。ちなみに議員は26人中6人が出席…

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文部科学省の中央教育審議会「学校段階間の連続・接続に関する作業部会」で國定市長と共にメンバーを務めた天笠茂千葉大学教授が、『地域と学校でつくりあげる小中一貫教育』をテーマに講演。

まず初めに、小中一貫の定義「これまでの小・中学校の教職員の役割分担を見直し、9年間という時間を通して、子どもの成長・発達にきめ細かく寄り添い、協働して手塩にかけて育てていく取組み」を再確認。「小は小、中は中という60年間続いてきた教育のあり方そのものが保持できない状況ではないか」というところから小中一貫の考えがうまれたという。

品川区や広島県呉市、京都市などが先駆的に小中一貫に取り組んでいますが、当初はまちの中のある学校をパイロット校として試験的に導入し、周囲に広げていくやり方が多かったとのこと。しかし、これでは当該校の先生方の負担感が大きい。「なんで自分たちだけこんなに忙しい思いをしなきゃならない」というわけです。

現在では、まち全体の取組みにシフトしているそうです。わが三条市でも小中連携・小中一貫を9つの中学校区でそれぞれ進め、今年度から市内全域で本格実施をしています。ただ、すでに稼働している二中一体校や建設中の一中一体校と小学校と中学校の建物が物理的に離れている学区では先生方の負担感のちがいは出ることは当然ですけどね。

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天笠先生のお話の論点は主に3つ。
①小中一貫教育の成否は教職員がカギ。
②中学校区を運営単位とする。
③小中一貫に関わらず、学校運営は地域の協力なくして成り立たない。

前述のように②については三条市はすでにこの方向で取組んでいるので問題なし。課題は①と③です。

天笠先生も指摘されているように先生方の負担感は大きい。三条市の長沼教育委員長も閉会のあいさつでその点に触れているし、過去の本会議における僕の一般質問に対しても教育長も負担感を認める答弁をされています。

他の地域に赴任していなかったら必要のなかった様々な物理的・精神的負担が発生するのは事実。

そんな中でも、やはり先生方の頑張り次第で小中一貫の行く末が左右されるというのを改めて痛感しました。

③についてはまったくその通り!

もう10年以上前になりますが、当時の高橋一夫市長に対して「教育現場でもっと地域人材を活用すべき」という提言をしました。いわゆるゲストティーチャーや部活指導者などをどんどん学校に入れるべきであると。

一つは、伏魔殿である学校社会に先生以外の地域のオトナたちが入りこむことでいじめが発生しにくい状況をつくる。もう一つは、地域が学校を支えるという意識を現役の保護者だけでなく、それ以外の住民たちにも意識付けする。

しかし、2001年に大阪教育大学付属池田小に刃物を持った男が侵入し、児童8人を惨殺するという事件が起こったため、その頃から校門や生徒玄関のカギを閉めるなどセキュリティーが厳重となって、むしろ地域と学校との距離が遠ざかってしまったことは御承知の通りです…

講師の主張はもっと大きな視点からの地域と学校との関係性ですが、大変重要な視点だと思います。

先生方も地域の方々も色んな違った考え方をもっておられます。

小中一貫教育には大賛成の立場ですので、僕自身の役割りを果たしていかなければいけないことを強く意識させられた講演となりました。

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