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2013年10月24日 (木)

“つばめ若者会議”を学ぶ

Mirai

小林由明燕市議、滝沢茂秋加茂市議、今井幸代田上町議と続けている県央みらい塾。10回目となった今回は小林市議が幹事となり、燕市がこの春からスタートさせたつばめ若者会議をテーマに勉強会を開催。

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つばめ若者会議については、メンバーに知人も数人いたり、報道等でも取り上げられていたので関心を持っていたものの、具体的な内容がわからなかったので今回の勉強会を楽しみにしていました。

燕新庁舎4Fで行われた勉強会。地域振興課長と主任を講師に迎えて約2時間半、説明と質疑応答を行いました。

僕のイメージでは「若者たちが燕のまちづくりを議論して政策提言する」といった感じでしたが、どうも違ったみたいです。

鈴木市長が日々感じていた「若い人たちの声が聞こえてこない」というのがそもそもの出発点。「20年後の燕市はどんなまちがよか?」を語り合い、その実現のために行動していく若者によるまちづくりの場を作ったというわけです。

特徴的なのはその構成。

行政がこの手の事業を立ち上げる場合、青年会議所や商工会議所青年部、農協青年部など既存の青年団体や市民団体から数人ずつ集うことが多い。手っ取り早いですしね。

しかし、つばめ若者会議は基本的には個人参加。各団体で活躍されている方もたくさんいらっしゃるわけですが、特に組織を背負って参加しているわけではありません。その中に、これまでこの種の活動を一切したこのない専業主婦の方がいたりする・・・

そして何より画期的なのは燕市の若手職員が多く参加していること。もちろん、職務命令でもなかれば残業代も出ない。それでも意義を感じて参加している職員がたくさんいるということは評価に値しますよね。

勉強会後の懇親の場で燕市職員でもあるメンバーの男性が、「普段の業務では年配の方と接することしかないんですよね」とポツリ。

確かにそうかもしれません。

現場の若手行政職員が、自分たちと同世代の市民がどんな暮らしをしていて、どんな未来を描いているのかを知る機会というのはこれまでほとんどなかったはずです。さらに、この会議では市民と行政職員が一緒に考え、実現に向けて行動していくというのだから、こんな理想的な取り組みはありません。

すでにメンバーの親交はかなり強いと聞きました。若手職員たちが中堅職員となり管理職となっていく過程で、同世代の人たちの生の声を聞き続けることができるということもとても意味のあることだと思います。

ただ、山崎亮氏率いるstudio-Lに750万円のコンサルタント委託料を支払い、他の経費も含めて815万円の予算で事業が進められているというのにはかなり衝撃を受けました。これだけ多額の予算で事業化するということは鈴木市長の本気度を感じる!?

また、他団体と大きく違うところは「リーダーがいない」「自主性を重んじる」「人の意見を否定しない」という点。

今のところstudio-Lによるプログラムに沿ってワークショップ等を重ねているようですが、来年度、再来年度とstudio-Lの関わりは小さくなり、いずれは自主運営をしていかなければなりません。それを見据えて自薦による運営委員会も発足させたとのことですが・・・

メンバーには何の責任も持たされていません。責任を持たされていないからノリで集っているメンバーもきっといるはず。会議が進むにつれてメンバーの意識にも差が生じてくるかもしれません。

とにかく、これまでのまちづくり団体とは一線を画したものであることは確かです。

市の職員も含めた若者たちがまちの未来を語り、その実現に向かって自分たちのできることに取り組む~もし、このスタイルが燕で具現化すれば約800万円の投資は安いものです。

studio-Lが残りの半年間で75名のメンバーにどれほどの意識付けができるか、注目していきたいと思います。

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